学校のアレルギー全国調査がされたことがないことに驚く


Milk Crater
Milk Crater / fdecomite


2013年7月24日の朝日新聞朝刊に「アレルギー事故対策拡大」という見出しの記事がありました。

私の次男は食物アレルギーなので、こういった記事を目にすると必ず目を通すようにしていますし、気になるニュースです。

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おかわり禁止

東京都足立区では今年1月、区立の全小中学校でアレルギー対応給食を食べる子の「おかあり禁止」を決めた。・・・おかわりを認めると、教室内で除去されていない料理をよそってしまうリスクがある。

アレルギーの子供にはもっともであるので反対というわけではないのですが、個人的にはわだかまりを感じてしまうのも事実です。アレルギーの子を持つ親の心情とすれば、うちの子だけ”おかわり禁止”されてしまう子供の不憫さを思わずにはいられないからです。

子供本人にしても、他の子にはない制約を自分に課せられるわけですからストレスを感じないわけはないはずです。

 

食べる執着

食物アレルギーを持つ次男は、今は二十歳を過ぎた大学生になりました。

その次男が小中学校の頃は学校給食があったので、お弁当を持たせたりアレルギー食物を使わない給食を作ってもらったりしていました。

具体的には、小学校では学校側で対応できないために毎日お弁当を持たせました。それが中学校になると少しは状況が好転してました。

基本的にはアレルギー食物を除けるメニューの場合はお願いすることができ、対応できないメニューがあるときは一部だけ代替メニューを持参するという方法をとることができました。これは、少しでも他の子供と同じメニューが食べられるという点で良かったと思っています。

高校生になるとお昼は給食からお弁当に取って代わったので、つくるお弁当にさえ気をつければ良くなり親としての心理的な負担くなりました。つまり、お弁当なので初めから他の子供と違って当たり前だったからです。

それでも、次男にとっては他の子と違う自分にストレスを感じ続けたと思います。皆と同じでありたいと思う日本人だから感じるストレスだったかもしません。

その結果、次男は食に対する執着心が強くなったように思います。美味しいものを追求する欲ではなくて、食べるということに対する執着心が強くなったのです。それは考え方によっては生きるという生命力が強くなったと言えるかもしれません。

だから、「おかわり禁止」は子供の食べる執着心を育てることになるのは間違いないでしょう。そして、子供にとっては疎外感を感じてしまうことになりかねないのではないかと思うのです。

 

遅れている実態調査

文科省は来月、著供物アレルギーのある子の割合や学校の対応などについて初の全国調査を実施。

私が特に驚いたのは、これまでアレルギーに関して全国の小中学校の実態調査が行われたことがないという点です。少なくとも10年以上も前に子供のアナフィラキシーショックによる事故がニュースで取り上げられていました。

であるのに、全国調査が実施されたことがなかったというのは、驚き以外の何物でもありませんでした。これほどまでにも国の対応が遅いものかと思わざるを得ません。

とはいえ、今は全国調査を実施して現状を把握することが優先事項です。そして来春までに改善策がまとめられるということなので、その改善策に期待するしかないといえそうです。

そうなのです。私たちは待つしかないのです。