お盆とは何か


 



お墓参りに行ってきました。

毎月、月命日としてお墓参りをしていて、いつもならかみさんと2人です。
ですが、昨日は息子2人も含めて家族全員でお参りしました。お盆のお墓参りだからです。

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お盆

今年は改葬(お墓の引越し)をしてからはじめてのお盆です。

2011年の東日本大震災があってから、仏事的にいくつもの節目があったはずですが、特別何もできずに過ごしてしまいました。
お墓が流出したことによって暫く納骨ができず、そのお骨は田舎の叔父宅に預けていたことが大きな理由です。

こんな風に心の奥に気がかりを抱えたままで迎えたお盆です。
なのでふと、この機会にお盆とは何なのか、何をするのかを調べてみることにしました。

 

盂蘭盆(うらぼん)

お盆を正式にいうと盂蘭盆といいます。
インドの「ウラバーナ」の音訳で、餓鬼界の苦しみを表す言葉です。

お釈迦様のお弟子の目連様が、亡くなった母親が餓鬼道に落ちて苦しんでいることを知り、お釈迦さまに助ける教えを請いました。

すると、お寺に篭る安居(あんご)という修行が終わる毎年7月15日(8月中旬頃)に、多くの僧に飲食を供養すれば、七世の父母を救うことが出来ると、お釈迦様は教えてくだされました。

日蓮様は教えられたとおりにすると、母親が天上界に登っていく姿を見ることができたということです。

これが盂蘭盆の始まりです。

 

功徳

盂蘭盆の供養をすることで、過去7世の先祖に功徳が及ぶとともに、父母が長生きすると説かれています。

 

精霊棚(しょうりょうだな)

仏壇の前に小机をおいて棚をつくりご供物を供えます。
水、お菓子、果物、野菜、乾物、お仏飯など。

 

麻幹(おがら)

麻の皮をはいだ茎で、これで迎え火や送り火を焚きます。

また、精霊棚から仏壇までの階段をつくったり、胡瓜(きゅうり)の馬や茄子(なす)の牛の足にします。

 

胡瓜の馬

胡瓜に麻幹で足をつくります。
ご先祖様を足の速い馬でお迎えする気持ちを表しています。

 

茄子の牛

茄子に麻幹で足をつくります。
ご先祖様を名残惜しみながら足の遅い牛でお送りする気持ちを表しています。

 

新盆(にいぼん)・初盆(はつぼん)

亡くなってから始めてお盆を迎えることを「新盆」または「初盆」といいます。

近親者の方は“盆ちょうちん”を贈ります。

新盆を迎える家では、身内などを招いて僧侶にお経をあげてもらいます。
お経がすんだら茶菓子などでおもてなしをします。

ただし、四十九日の忌明け前にお盆を迎える場合は、新盆は翌年になります。



 

伝承

子どもの頃に田舎で体験していたはずのお盆ですが、どんな意味があるかなんて考えもしませんでした。
社会人になってからの私は、実家を出てしまっていたので、このようなしきたり的なことを両親から聞く機会がほとんどなくなってしまいました。

そうなると一つ一つのことがうろ覚えとなっていて、いざ自分でお盆を迎えようとしたときに何をどうすればよいのかがわからないことに気付かされました。

「なるほど、あれはそういうことだったのか」
「そういえば、そんなことをしていたな」

曖昧だった子どもの頃のお盆の記憶が、鮮明になって蘇ってきました。

つまらない決まりごとだと思っていましたが、いろいろ調べていくうちにお盆の大切さがわかってきたような気がします。
お盆に帰省する田舎があることは、多分幸せなことだと思うのです。

 

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