運転免許証の更新を機に最近の改正された道路交通法を確認してみました


renewal notice

運転免許証の更新通知が届きました。

その通知には「IC可にともない暗証番号が2つ必要」と書いていたので、てっきり今回からIC化されたのかと勘違いしてしまいました。ところが、実際は2007年(埼玉県の場合)にはIC化が導入されていたようです。要するに所持していた運転免許証は既にIC化された運転免許証だったというわけです。

ということで、いまさらながら最近の道路交通法の改正された点を確認してみました。

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運転免許証のIC化

運転免許証のIC化が導入されたのは、2007年から2010年までに段階的に全国に導入されました。IC化を導入したことで、次の点がかわりました。
  • 運転免許証の偽造・変造がきわめて困難なため、不正使用を防止できる
  • 本籍地はICチップにのみ記録され運転免許証からは削除されるので、プライバシーが守られる
  • 暗証番号が2つ必要である

2つの暗証番号

ICチップには運転免許証の情報が記録されているのですが、読み取るためには暗証番号が必要になります。

暗証番号1
氏名、生年月日、免許証交付年月日、有効期間、免許の種類、免許証番号
暗証番号1と暗証番号2
本籍、顔写真
暗証番号の変更は、運転免許証そのものがかわるタイミングでのみ変更が可能となります。運転免許証の更新、他の免許の取得や再交付以外では暗証番号の変更はできないようです。

ちなみに、ICチップは運転免許証の真ん中の空白部分あたりに埋め込まれています。

20140526driver's license

中型自動車免許の新設

2007年から中型自動車免許(中型免許)が新設されました。これにともない、普通免許を持っていた私は中型免許に移行することになりました。同時に、免許の条件等には次の文言が追記されることになりました。

中型車は中型車(8t)に限る

これにより私が運転できるのは次の通りです。
  • 車両総重量が8t未満の車
  • 最大積載量が5t未満の車
  • 乗車定員が10人以下の車

運転経歴証明書

運転免許証は身分証明書として広く社会で利用されていることから、高齢者が自主返納しない要因のひとつになっていました。そこで、高齢者の自主返納を促すことをねらいとして運転経歴証明書(ゼロ免許証)の交付をする制度がつくられました。

制度が施行された当初は、申請により免許が取り消されてから1ヶ月以内でなければ交付申請ができませんでしたが、2012年に改正されて5年以内にまで延長されるようになりました。

20140526Independence return

矢印信号のUターン可

右折可の右矢印の信号において、今まではUターン(転回)禁止とされていました。それが2014年からはUターンをしてもよいことになりました。

ただし、標識によりUターン禁止となっている交差点もあるため、標識の見落としがないように注意が必要です。

聴覚障害者ドライバー

2008年より聴覚障害者であっても運転免許を取得できるようになりました。そのため一般のドライバーは聴覚障害者ドライバーに対する配慮が必要となります。たとえばクラクションを鳴らしたとしても、聞こえていない可能性があることになります。

聴覚障害者ドライバーとわかるように聴覚障害者マークがつくられています。緑色のマルに黄色の蝶が描かれているのがそのマークです。

自転車の法改正

2013年12月より自転車(軽車両)は、自転車が通行できる路側帯がある道路では左側を通行しなければならないことになりました。違反をした場合には、通行区分違反として3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金となります。

また警察官は自転車を止めてブレーキ検査を行うことができるようになりました。そしてブレーキがない場合には危険を防止するために自転車を運転することを禁じる命令をすることができるようになりました。命令に違反した場合には5万円以下の罰金となります。

その他 運転免許証のウラ面

道路交通法の改正ではありませんが、今回の免許証から裏面に意思表示欄が設けられていました。

20140526Declaration of intention

死亡時の臓器提供に関する意思表示です。記入は自由となっていますが、意思表示を迫られているような気分になりました。

2014052602Declaration of intention

記入したあとは保護シールを貼ればOKです。
できるなら役立てる機会が訪れないで欲しいものです。

まとめ

運転免許証の更新手続きをすると交通教本等の冊子を受け取ってきますが、いつもパラパラと眺めただけで処分してしまっていました。ですが、今回は運転免許証のIC化すら知らなかった(もしくは忘れてしまっていた)私自身の怠慢を反省し、ひととおりは流し読みしてみました。

驚いたのは、その教本の充実した内容でした。改正された道路交通法を網羅しているのは当然として、最近の車のハイテクの説明が盛り込まれていたりしました。

確認してみると平成25年4月に初版発行をし、平成26年4月に改訂版が発行していました。この手の教本には古い画像などが使われているイメージでしたが、良い意味で裏切られました。

車を運転することがあるドライバーであれば、1冊は持っていても損はない交通教本だと思います。

発行 一般財団法人全日本交通安全協会