サッカー日本代表を育てるのは誰か




あれは「FOOT×BRAIN」のテレビ番組だったかは定かではないのだけれど、日本代表キャプテンである長谷部選手のコメントが興味深かったのです。
彼がいっていたことは、コンフェデレーションカップの大会後にいろいろ見たのだけれども、中田さんやオシムさんの言っていることはブレがなくて流石だなと思った、みたいなことを言っていたようです。

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おそらく長谷部選手が言っていた中田さんの話しというのは、Number831号に掲載された

中田英寿「日本代表への提言」

だと思います。

オシムさんの話しはNumber833号の

イビチャ・オシム「いずれの道を選ぶかで日本の未来は変わる」

かなと思いつつも、番組放送の方が早くNumberの発売が遅いことから、長谷部選手が言っていた記事とは違うのかもしれません。

いずれにしても、長谷部選手のコメントをきいて、私はいま一度読み返してみることにしたのでした。



 

外国人サッカー関係者のインタビュー

ところでよくあるのが、外国人サッカー関係者から見た日本代表についてのインタビュー記事というのがあります。
サッカー後進国であった日本が、現在ではどのように評価されているのかを、日本人は特に知りたいからです。

そのようなインタビューで決まって言われるのが、

「日本のサッカーはここ20年で驚くスピードで成長を遂げている」
「ヨーロッパのリーグで活躍する日本人選手がいることが、その証明である」

という2点です。

日本人にとっては耳に心地よく嬉しくなる言葉です。
ですが、これは10年前から言われはじめていたことです。

こういった人たちに日本に必要なことは何かと質問すると、大抵は「経験」が不足しているという結論で締めくくられていました。もちろん、経験(歴史)が不足していることに違いはないの正論ではあるのですが。

 

日本代表のための真のメッセージ

そこで、中田さんやオシムさんからのメッセージです。

彼らの意見には明確に日本の方向を示すヒントを与えてくれています。
一般論的などこの国にでもあてはまる公式を述べるのではなくて、日本サッカーの進むべき道を具体的に話しています。

中田さんは日本人で元日本代表選手でした。オシムさんは元日本代表監督でした。
そんな彼らならば日本代表に愛情をもち、成長を願う気持ちを込めた意見を述べるのは当然なのかもしれません。

彼らのメッセージで特筆したいのは、より具体的であることの他に、客観的な分析のもとに意見を述べている点です。

ともすると個人の好みなどが色濃く反映した意見になりがちになり、その他多数のサッカー評論家レベルの意見になってしまいます。
それはひとつの意見や考え方であり、多数の様々な考え方があることは健全な状態なので歓迎すべきことです。

ですが、2人のメッセージは多数意見のレベルに留まらない意見というように感じられるのです。

 

日本代表は誰のものか

サッカーをするのはサッカー選手であり監督です。
また、チームを支えるスタッフやサッカー協会です。

ですが、それだけではなく応援するサポーターがいて、サッカーファンの人たちがいることで成り立っています。

しかるにサッカー日本代表の成長に欠かせないのは、これら全ての人たちであるのは間違いありません。

とするならば日本代表の成長のためには、全ての人たちが真に日本代表のための意見に耳を傾けることも大切なことであると私は思うのです。