横浜マリノスが優勝した天皇杯はリーグ終盤の2試合を思い出さずにはいられない


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私は横浜マリノスのサポーターではありません。それでも1月1日の国立競技場での天皇杯ファイナルは楽しみにしていました。

結果は横浜マリノスが2-0で勝ち、天皇杯優勝となりました。
反対にサンフィレッチェ広島は天皇杯ファイナル8連敗となってしまいました。

 

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引いて守るサンフィレッチェ広島の誤算

試合立ち上がりは、広島が引いて守り、横浜はボールをポゼッションして機を窺うという構図になりました。

その状況を打破したのは前半の17分です。

右サイドから小林選手が強気にドリブルを仕掛けたことによるものでした。
相手ディフェンスにつぶされましたが、こぼれを端戸選手が拾って兵藤選手にパスを出しましたが流れてしまいますが、その先にいた斎藤選手の前にボールがきたところでシュートを放ちました。
これが横浜の先制点となりました。

先取点を取られた広島は前半に追いついて後半へ折り返したいところ。
縦パス一本に抜け出た石原選手がペナルティエリアに侵入して放ったシュートはバーを直撃。
チャンスを活かせませんでした。

すると今度は、横浜はコーナーキックのチャンスを得ます。
中村選手のコーナーキックを中町選手がヘディングしますが、広島のゴールキーパー西川選手が弾きます。
そこに中沢選手がつめて押し込み追加点となりました。

先取点から4分後の前半21分のことでした。

 

異彩を放った2013年の横浜マリノス

2013年の横浜は際立っていました。
中村選手を中心とした緩急のある試合運びやボールポゼッションは、どのチームにもない異彩を放ったチーム色となって快進撃を続けていました。

その横浜マリノスが12月7日にアルビレックス新潟戦に次いで川崎フロンターレ戦にも敗れたことで、サンフィレッチェ広島に逆転優勝されてしまいました。
この最後の2試合は、シーズンを通した横浜マリノスらしからぬ試合運びでした。

平均年齢が高い横浜マリノスなので、リーグ戦の終盤で体が重くなったという話しもあります。
実際にそういう面があったかもしれません。

ですが、それ以上に平均年齢が高いチームなのに「勝ちたい」という気持ちが先走りし過ぎてしまい、勝ち急ぎすぎた試合運びになってしまっていたように私には思えました。
まるで、老人が若者以上にせっかちになってしまっている状況を見ているようでした。

だからこそ、私は天皇杯が楽しみだったのです。

横浜が、リーグ優勝を逃したショックから立ち直ることができるのか。
シーズンを通した戦い方をできるのか。

 

天皇杯で勝てないジンクス

実はもうひとつの注目する点があったようです。

天皇杯での広島は、これまでファイナルに進出するが7連敗を喫している事実。こういう状況では、勝ちたい気持ちとともに負けたくないという気持ちも大きくなるのではないでしょうか。

とにかく前半は0-0で折り返して後半勝負というゲームプランしか考えられなくなりそうです。
まして、守備を強化しての2年連続のJリーグチャンピオンです。

立ち上がりの引いて守る戦術は広島にとっては当然のプランだったような気がしてきます。

 

次の1点を目指して

後半の広島は左サイドのファンソッコ選手に代えて清水選手を投入して活性化をはかりました。
33分には佐藤選手と高萩選手を下げて、共に19歳の浅野選手と野津田選手を投入して賭けにでました。

サッカーの2-0は、次の1点がどちらに入るかで試合に大きく影響を与えます。
つまり、横浜は追加点を入れて試合を決めてしまいたいし、広島は1点を返して反撃に勢いをつけたいのです。

なので、2-0という点差がある中での試合展開となりましたが、緊迫したよい試合となりました。

ただ、やはりというべきか、残り時間が少なくなるにつれて横浜の老練な試合運びが目に付き始め、それにいらだつ広島という構図になっていったという感じがします。

そして、優勝するべくして横浜が優勝したという印象の天皇杯となりました。

 

2014年のJリーグに願うこと

優勝した横浜ですが、中村選手のインタビューでは「やっぱりリーグ戦の方がいい」という発言をしていました。
悔いの残る2013年だったということでしょう。

となれば、2014年の横浜の活躍はどうなるかが楽しみになります。

近年のJリーグは各チームの力が拮抗してきています。
ましてACLがあるチームにはタフな1年になることは間違いありません。

2014年も優勝争いをした横浜や広島が活躍できる保証はどこにもないのです。

個人的には、できることなら優勝チームからMVPが選出されるような2014年であって欲しいと、私はひそかに願っているのです。