サンダンス・リゾートクラブの特別会員総会で何について投票をしたのか




サンダンス・リゾートクラブの新しい理事を選出するにあたり、特別会員総会が銀座にあるベルサール汐留の貸会議室で開催されたので出席してきました。総会の主な目的は、理事会が提案した新理事選出の方法と日程に関して賛否を問う投票をするためでした。

私としても関心のあることなので出席をしてきたわけですが、時間が経つにつれて総会開催の真の狙いは別のところにあったのではないかと思えてきたのでした。

 

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会員総会の概要

日時 : 2013年10月27日(日)午後2時~午後4時
場所 : ベルサール汐留地下1階 貸会議室
出席理事 : 管理責任者指名の理事長と理事の2名のみが出席
総会スケジュール :
  1. あいさつ
  2. 新理事選出の日程と方法についての説明、および質疑応答
  3. 定足数
  4. 投票 新理事選出の日程と方法についての賛否
  5. 臨時徴収の状況報告
  6. 閉会あいさつ
 

クラブの規約

規約の存在理由

臨時徴収をせざるを得なくなったクラブの現状に直面したことで、クラブの改革を望むようになりました。ところが、クラブの規約が改革の根本的な障害となっていることがわかったのです。

しかし、規約に不都合があるからと言って規約をないがしろにしてしまうわけにはいきません。もし規約を無視してクラブ運営をするならば、それはもはやクラブという組織の体(てい)を成さない単なる人の集まりになってしまいます。そこでは個人が言いたいこと言い、やりたいことをやってしまう無法地帯と化してしまうことになりかねません。

クラブメンバーの一人一人には、それぞれの価値観があります。クラブはさまざまな人の集まりです。それがひとつのクラブとして成立しているのは、クラブ規約という共通の価値観とルールがあるからです。

だからこそ、クラブの改革を実現するためにはクラブの規約に従って進めるしか道はないのです。

 

投票

会員総会の出席者数

当日の出席者数は234人でした。

会場の座席数は、3人掛けのテーブルがおそらく縦14列・横15列あったことから630席が準備されていたようです。8月29日・31日の2日間に行われた臨時徴収説明会では600名を越える出席者数であったことを踏まえて、座席数を確保したものと推測されました。



ですから、8月の説明会と比較すると、いかにも少ない出席者数だなという印象でした。明らかなのは、8月の説明会に出席したメンバーの全てが今回の会員総会に出席していないということです。

 

定足数

定足数とは次のような意味です。

会議をひらき、議決をするために必要とされる人数。

三省堂国語辞典

サンダンス・リゾートクラブには約15,000名のメンバーがいるのにも関わらず、特別会員総会には234名の出席者数しかありませんでした。

議決をするための定足数に足りないのではないかと心配になりましたが、規約には次のように定義していました。

規約14.2
会員総会の定足数は、通常メンバー10人の出席又は委任状である

この日の参加者数で十分に足りていて、有効な投票となるようです。

 

議決権

議決権は1ポイントにたいして1票とされています。したがって多くのポイントを持っているメンバーは、それだけ多くの議決権を持っていることになります。

また特別会員総会を出席しなくとも、議長委任や個人への委任という方法で投票された方もいました。

さらにポイント販売会社であるサンダンス・リゾートは、留保ポイントとして48,000ポイントを保有しており、通常メンバーと同様に管理費の支払いをしているとのことで議決権を有していました。

これらを合計して、この日に行使された議決権は125,077票であり、全体の13%に相当するとのことでした。

 

何について投票したのか

ところで、そもそも何について投票を行ったのでしょうか?

今回のメイン議題は通常メンバーからの理事選出の要領とスケジュールでした。というのも、新理事選出についての規約は「規約16.8」に記載があるのですが、あまりにも大まかなものです。そのため、理事立候補の資格や選出までの手続き、そのスケジュールを明確に決める必要があったわけです。

そこで理事会が提案する理事選出の日程および方法について、賛否を問う投票ということなのでした。

ですが、規約をクリアすれば有効な手続きとなるのですから、今回の特別会員総会は開催する必要がなかったといえます。先ほどの定足数にしてもメンバーが10人いれば足りているのです。

ここに特別会員総会を開いて投票を行う真の狙いがあったのではないかと、私などは考えてしまいました。



これまでは、メンバーの多くがクラブ運営にたいしてあまり関心を持たず、問題も顕在化しなかったために、積極的な情報の共有化がはかられませんでした。

それが臨時徴収をせざるを得なくなって、クラブの経営に疑いを持つようになったわけです。

そこでメンバーが抱く疑念の一番の原因は「知らない」ことです。公開されていない情報に対しては、疑心暗鬼になるのが市民感情というものです。

ともかく、メンバーの心情を考慮し今後の改革を成し遂げるためには、メンバー周知のお墨付きが必要だったのです。それが今回の投票です。

つまり、サンダンス・リゾートクラブの改革を行うことに対する投票だったといえるのではないか。

私にはそう思えてならないのです。

 

開票

開票は投票の翌日である10月28日(月)午前11時からに、通常メンバー2名の立会いのもとで行われます。

開票結果は、午後3時からサンダンス・リゾートクラブ事務所入り口に掲示するとともに、ホームページのメンバールーム内に掲載されます。

 

閉会後

現在のクラブメンバーはメンバー間で交流する受け皿がありません。そのため、新理事の立候補者3名、1人の候補者につき5名の推薦者、そして選挙当日に立候補者と推薦者が総会に出席しなければならないという条件は、なかなかむずかしいといえます。

そこで、特別会員総会が終了した後に、その会場内で立候補者3名と1人の立候補者に対し10名の推薦者を募ることとなりました。推薦者を10名づつにしたのは、選挙総会の当日に急に欠席せざるを得ない人がでた場合の手当てです。

立候補されたのは、男性2名と女性1名です。自己紹介程度の経歴や資格程度しか伺っていませんが、社会的に信用に足る人物と拝察されました。なによりも感情に走り過ぎない話しぶりに、クラブを正しい方向に導いてくれそうな期待を持つことができました。

立候補された男性の1人は、今回の特別会員総会の開催をもとめて8月31日の説明会終了後に会場内でメンバーからの署名を募った中心人物だったようです。また、他のお2人についても80名の署名をされた中の2人であったようです。

 

臨時徴収状況について

10月23日時点の臨時徴収の状況報告がありました。それによれば、
  • 支払完了 : 13,762人 (+308人)
  • 支払未完了 : 894人 (-355人)
  • メンバーシップ放棄 : 366人(+47人)
()内の増減は10月5日付けの報告との比較です。

説明によれば、メンバーシップ放棄の理由は、ご夫婦のいずれかが亡くなってしまってしまい施設を利用することがなくなっていた。これまでは毎年のポイント管理費を支払っていたけれども、この機会に放棄することに決めたというものが多かったとのことです。(ただし具体的な数字の説明はなし)

 

出席して感じたこととは

8月の臨時徴収説明会では、クラブ運営に対する不平不満が会場内を満たしていました。しかしそれは、目に見えていた部分だけで出席者全員の一致した意見ではなかったと思われます。つまり声の大きさが会場内を圧倒してしまっていたということではないでしょうか。

同じような雰囲気が、昨日の特別会員総会でもありました。ところが、8月の臨時徴収説明会と違ったのは、総会が終盤になるにつれて単に理事長や理事会を糾弾するだけの意見よりも、クラブの将来を考えた建設的な意見に対する拍手が上回るように変わってきていました。建設的な意見こそが多くのメンバーの気持ちだった、ということだといえるでしょう。

それぞれのメンバーには、それぞれの意見があって当然です。ですが、一部の強行で偏た意見が大勢を黙らせてしまうようなことがあってはなりません。

クラブはクラブメンバーのものでなければならないからです。

 

会場について(余談)

特別会員総会が開かれた会場は、ベルサール汐留(イベントホール)の貸会議室でした。ホームページを見てみると1時間単位での料金はでていませんでしたが、8時間・12時間・時間延長30分についての料金が表示されていました。
  1. 8時間 2,457,000円 時間割すると 307,125円/1時間
  2. 12時間 3,071,250円 時間割すると 255,937円/1時間
  3. 30分延長 168,000円
仮に3番目の料金で試算すると、会場は午後2時から午後4時まで借りていました。閉会後にはメンバーが理事立候補や推薦者等の話し合いや署名などを行っていたので、1時間の延長だったとすると、合計で1,008,000円の出費であったことになります。

8月の臨時徴収説明会では貸会議室を4時間づつ(延長含まず)を2日間に渡り借りており、12月にも再度の特別会員総会が予定されています。会場費だけでも相当の出費額になるはずです。

必要経費とはいえ、このことを考えると少しばかり不安になってしまいます。

 

※投票の結果

投票結果は次の通りでした。
  • 賛成票 119,657票(94.81%)
  • 反対票 3,850票(3.05%)
  • 無効票 710票(0.56%)
  • 棄権票 1,990票(1.58%)